今日はアルバイトで、医療系専門学校の実技試験に採点者として関わる機会をいただきました。
普段は臨床や勉強、ブログ執筆が中心なので、「教育現場の中」に入る経験はとても新鮮でした。せっかくなので、そこで感じたリアルな気づきを日記として残しておきたいと思います。

※全然関係なのですが、写真が私が大好きで通っていたパン屋さんです🍞

実技試験の採点という役割

今回のバイトは、学生さんの実技試験を評価する採点者でした。
学生さんが2人ずつ入室し、課された課題を私の前で披露し、それを基準に沿って採点していく形式です。

実技試験は、知識だけでなく

  • 技術
  • コミュニケーション
  • 臨床的な視点
    が同時に求められる場面です。
    その緊張感の中で、学生さんがどのように動くのかを見るのは、とても勉強になりました。

学生さんを見て感じた率直な印象

採点しながら感じたことは、率直に言うと「伸び代しかない」ということでした。

まだ学生ということもあり、自分の手技や手順に意識が向きやすく、患者さんを見る余裕が少ない印象はありました。
ただ、それは経験を積めば必ず改善される部分でもあります。臨床に出てから一気に変わる人も多いので、今はそれで十分だと思います。

また、実際の臨床現場と実技試験の環境には大きな乖離があります。
試験では「決められた正解」がありますが、臨床では正解がない場面の連続です。
このギャップをどう埋めるかは、教育側の永遠のテーマだなと感じました。

それでも、練習してきたことが伝わる学生さんが多く、本当に素晴らしかったです。
「努力してきたんだな」という雰囲気は、技術以上に伝わってきます。

質疑応答で見えた学生さんの本音

最後に全体で質疑応答の時間があり、学生さんから出た質問は印象的でした。

  • 実習先には怖い先生が多いですか?
  • 実習では何を見られて評価されるのですか?
  • 実習までにどんな練習をすればいいですか?

実習を強く意識していることが伝わり、「ちゃんと将来を考えているんだな」と感じました。
正直、これはすごく良い姿勢だと思います。

「怖い先生が多いのか」という質問については、そんなに怖い先生はいないと信じたいです。
評価する立場なので距離を取ることはありますが、「良いセラピストになってほしい」という思いは誰しも持っています。
わからないことは積極的に聞いてほしいと、個人的には強く思います。

ただ、質問しづらい雰囲気を作ってしまっているのは、教育者側の責任でもあるなと反省しました。

生理学・解剖学が苦手という悩み

印象的だったのは、「生理学と解剖学が苦手です。どうしたらいいですか?」という質問です。
これは答える側としてもかなり難しい質問でした。

僕らは「好きで学んでいる」という前提で進んできたので、「嫌い」「苦手」という感覚を前提に考えることが少ないからです。

その場で考えて出した結論は、

  • 学年が上がると「病態の理解」に繋がり、勉強が面白くなる
  • 1年生の基礎が一番しんどいが、そこを乗り越えると一気に楽になる
  • 実体験と結びつけると理解しやすい

例えば、走ると息が上がるのはエネルギー代謝が変わっているからで、短距離と長距離で使われる回路が違う、というように自分の体で感じると記憶に残りやすいです。
ストーリーで覚えるのも、個人的にはかなり有効だと思っています。

国家試験は「覚えていれば点が取れる」側面もあるので、まだ先ですが、今の基礎が未来に必ず効いてくるはずです。

教員側として感じたリアル

今回、一番強く感じたのは「先生の仕事量は異常に多い」ということです。
試験準備、採点、フィードバック、資料作成、学生対応…。
正直、好きじゃないと続かないし、割に合わない仕事だと思います。

それでも教育に関わり続けている先生方は、本当にすごいです。
「簡単にできる仕事じゃない」ということを、身をもって実感しました。

まとめ:教育現場に立ってみて思ったこと

教育現場に少しだけ足を踏み入れたことで、学生側の不安や、教員側の苦労の両方が見えました。
学生さんには、ぜひ今の基礎学習を大切にしてほしいし、わからないことはどんどん聞いてほしいと思います。

そして、教員の先生方には心から敬意を表します。
いつもありがとうございます。
今後とも、よろしくお願いいたします。